群馬県伊勢崎市議会議員
伊藤純子
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リポート 中越沖地震 【前編】
 伊藤純子です。20日から22日まで、被災地・新潟県柏崎市に滞在しました。目的は、私のもとに届けられた麻袋を柏崎に送り届けること。そして、被災の現場というものをこの目で検証したかったからであります。中越沖地震の発生から1週間が経過しましたが、依然、上下水道の復旧が遅れており、市民に苛立ちの声が聞こえていました。確かに、復旧になぜ一週間もかかるのか、首を傾げてしまいます。

 水道の復旧の遅れについて、柏崎市は「ダムから浄水場に水を送る最上流部の導水管3本のうち2本が損傷し、応急措置が必要となって作業が遅れている」としています。また、村全世帯が‘陸の孤島’と化した刈羽村では、水道管の破損個所が多く、復旧のめどはまったく立っていないもよう。ガスも柏崎市内、刈羽村の一部を除いてストップ。また交通の便は、JR信越線も被災地周辺で不通のままとなっています。

【写真】歪んた線路−復旧の目処が立っていない

 避難所にいる市民もピーク時の5分の1ほどに減ったというものの、依然として3000人以上が帰宅できない状態でいます。滞在した2夜とも断続的に雨が降り、地盤の緩みや土砂崩れなどが危惧されましたが、難を逃れました。

 上下水道が復旧するまで、自衛隊が滞在してくれますが、一刻もはやい復旧を願うばかりであります。残念ながら、市役所側と住民側に溝が深まったように見受けられます。なぜかと言うと、住民側がボランティア要請をしても、「倒壊物件には近寄ってはならない」「その支援物資は持って行ってはダメ」などの言葉が返ってくるなど、市民の不満は積もるばかり。そこで私は、ボランティア登録をしてしまうと拘束される、と直感したので、危険を覚悟で、三井田市議たちと自主活動に臨んだ次第。原子力発電所の存在に反対な柏崎市長さんは、市民の救済より、どうやら原発の方に気をとられていたみたい。さすがは社民、共産党推薦の市長さん。インフラ整備より、福祉優先ですから。といいつつ、福祉政策でとりわけ優れているワケでもないように見受けられました。兎にも角にも、柏崎市長は「有事に苦手である」ということを露呈した形になったことは認めざるを得ません。

 さて、前回の記事にも掲載したとおり、私は、若手議員仲間として親しくしていただいている柏崎市議の三井田氏の自宅地域を支援するため、柏崎入りをしたのでした。三井田市議の住む地区は、柏崎市内で最も被害を被った地区。ネットで知り合った愛知県の方のご好意で、2000枚の麻袋を送り届けることができ、ガラスなどの後片付けに利用され、大変喜ばれました。また、JC仲間(沼田、渋川)のメンバーから預かった麻袋も三井田市議に手渡しました。麻袋を集めてくれた各位に、三井田市議から感謝と御礼の言葉を預かってきましたので、この場をお借りしてご報告いたします。

 柏崎市民に一番喜ばれたのは、なんと言ってもこの「麻袋」。港のそばにある倉庫にあった麻袋の在庫は22日夕方現在でだいぶ減りました。

【写真】柏崎港の倉庫に集められる支援物資 麻袋は人気の支援物資

 さて、私のボランティア活動は、自衛隊員がこしらえた朝昼晩の食事の配膳や、半壊状態の家屋に入って、商品や家族の大切な品々を取り出したりする仕事、また、全国から寄せられた救援物資(麻袋など)を、収納してある港の倉庫から市役所まで輸送する仕事に従事するなど。まさに体力勝負でした。


【写真】倒壊した家屋−下駄状の家屋ほど耐震性が劣る?

 メディア報道などによると、「ボランティア希望者が続々と現れる」といった報道がなされたと思われますが、実際に、私が現場にいて感じたことは、ボランティアの数より、報道陣の数の方が多かったこと。我々が汗を流して作業をしているというのに、カメラを回したり、話しかけてきたりする無作法な記者に、少なからず苛立ちを覚えました。ところが、資料館の本や骨董の品々を掘り出していたとき、報道関係者の方で、唯一、取材を後まわしにして我々に手を貸してくれた心優しい報道関係者の方がいました。そのお方の誉れな行動に感謝し、そのお方が所属されている報道機関の名前をここに記しておきたいと思います。

 共同通信社の記者さん、色黒肌の、骨董好きな記者さん。うっかり名前を伺いませんでしたが、貴殿の記者としての行動は、被災地・柏崎で評判が良かったですよ。

 《後記》

 この『リポート 中越沖地震』は前編、後編の2回に分けて、当ブログ『市議会通信』に掲載します。なお関連記事を、別枠ブログ『伊藤純子の活動日記』にも近日掲載します。ぜひご覧ください。

 《おまけ画像》


【写真】被災地で「不肖・宮嶋」こと、カメラマンの宮嶋茂樹氏と遭遇



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お疲れ様でした。現地には自家用車で行かれたのでしょうか。

苦しいことや辛いことがあっても伊藤純子さんが頑張っているから自分もやらなくてはと勇気付けられています。
| キヌタラボラトリー | 2007/07/23 6:50 AM |
キヌタラボラトリーさん、早々のコメント、ありがとうございます。

 私の元に寄せられた「麻袋」を愛車に詰めて現地に向かいました。途中、議員仲間の渡辺眞日野市議と合流、一緒に柏崎入りをしました。関越道には、3年前の地震被害の名残が所々に垣間見られ、地震というものが想像以上に怖いものであることを痛感しております。

 今回、柏崎市内に滞在したのですが、三井田市議の家屋内はメチャメチャ、足の踏み場もありませんでした。したがって2夜とも車内泊をしました。気の毒な栃木市職員は、三井田邸玄関先のコンクリートの上で寝袋に包まり、川の字になって就寝していました。

 食料は足りていましたが、電気意外の上下水道、ガスは使用できず、もはや料理を作る気力が市民にはないもの、と思われました。自衛隊の作るご飯や味噌汁は格別で、もし、自衛隊の協力がなかったら、市民は意気消沈してしまっていただろうと推察いたします。

 市役所からの情報は極めて乏しく、地元市議の三井田氏に相談を寄せる市民が殺到していました。また三井田市議はその対応で追われ、自ら配達係や、市に苦情を申し出るなど、かなり細かく動いていました。私たちにできることは肉体労働くらい。

 このようなドサクサにまぎれて侵入する空き巣犯や窃盗犯なども出没していたようです。警察や自衛隊、地元自警団が夜警に徹するなど、そのお骨折りに頭が下がる思いでした。配膳のお手伝いをしていたとき、地元の長老から「あんた、見かけない顔だけど、どなたかな」といった質問を受けました。−さすがは長老。私を市外の人間だと見破る力が働くなど、町の事情を熟知していらっしゃる。感服しました。

 後日、続編を書きます。ぜひお読みください。
| 伊藤純子 | 2007/07/23 10:39 AM |









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好きな歌手:石川さゆり 
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「百万人言えども我行かん」

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